こんにちは。僕は高校を中退した経験があります。
一応その後、別の高校に入学しなおして卒業したので、高校再入学という形になります。
その経験から色々話していきたいと思います!
高校を辞めた理由
僕が中学を卒業して入学した高校を辞めた理由。
それは、めんどくさかったから。
簡単に言うとそれだけです。
めんどくさいと言えども、その中の要素として様々な理由があります。
まずは、校則が厳しかった。これが一番自分にとっては辛かったです。
自分の中で思い描いていた高校生活はとても華々しいものでした。
多分、アニメや漫画の影響がありましたw
そのような想像とは実際の高校生活は全く違うものでした。
いきなりの厳しい頭髪検査、服装検査から学校生活がはじまり、教師陣も凶悪なモンスター揃いでした。
入学して1日目、もうすでに辞めたい欲が半端じゃありませんでした。
想像していた生活とかけ離れていたのでそのギャップに苦しむ日々でした。
その中でも同じクラスの友達、先輩などはとても優しくおもしろい人が多かったので人間関係に悩むことはありませんでした。
しかしやはり学校の校則や、雰囲気にどうも馴染めない自分がいました。
そんな理由で辞めるなんて甘えだと思われるかもしれないですが、当時の僕には登校するのがどんどん苦になっていっていました。
同じ年に中学を卒業した友達と会う機会があると、高校の話になります。
周りは本当に楽しそうでした。
自分が通っている高校と比べると、楽しめていない自分が出てきて劣等感や、羨望が頭を悩ますことになります。
そんなこんなで、もう学校を辞めたいという気持ちがどんどん決意に変わっていきました。
高校再入学という選択肢
ただ、高校を中退して、中卒で働く。そんな覚悟は自分にはありませんでした。
自分の中で高校生活を楽しみたい。この思いが当時一番強かったです。
そして、今の高校を辞めて、もっと楽しめる環境の高校にはいりなおしたい、そう考えるようになりました。
この時点で次に受験をすると決めていた高校はすでにありました。
そこに実際に通っている友達からその高校の話を聞かせてもらっていました。
心から楽しんでいる様子でしたし、お前の雰囲気にもあってるよ!!
とも言ってくれました。ますますこの高校で高校生活を送りたい、そんな思いが募っていくばかりでした。
そして自分で色々調べていくことになります。
同じ年の学年からスタートできる編入制度なども検討してみたものの、どうやら編入制度は使えないことが分かりました。
なら、一年遅れで高校に入学することになり、実質1留という形ではあるもののこの手段しかなかったので高校再入学という手段を選ぶことになりました。
周りからの反対
辞めるという気持ちが本気になったとしても、そんなに簡単に事が進むわけではありません。
自分でも馬鹿げた話だとは理解していました。
せっかく入学した高校を退学するなんてその行為が今後の人生を左右することになるかもしれないのです。
しかも退学する理由が「めんどくさい」ただそれだけで。
それでも自分の意思は固かったので本格的に今後のことを模索していくことになります。
いきなりこのことを親には話せません。話したところで馬鹿にされ、一蹴されるに決まっていたので。
少なくとも自分の親は性格上そうなるだろうと分かっていたので、まずは中学の時の先生に相談しに行くことにしました。
そこで話します。学校を辞めたい。新しい高校にはいりなおしたい。どうすればいいですか。
ある程度予想はしていた答えばかり返ってきました。
馬鹿なことを言うな、そんな理由だけで辞めるなんて良いことにならない。しかも一生その経歴もつきまとうことになるぞ。
大正論ですね。ただ、先生が自分のためを思っていってくれていると分かっていてもそんな簡単に引き下がるような緩い決意ではありませんでした。
ついに親にも、話すことになります。もちろん大反対。
しかしこのまま今の高校に通って、おそらく何気なしに過ごして、人生的に有意義な時間とは言い難いことになってしまうと感じていました。
反対を押し切って本当に高校を辞める
そして何ヶ月間もの親との死闘にも幕が閉じます。
ついに親も先生も折れて、新しい高校にはいりなおす具体的な話になりました。
先生には願書や資料を取り寄せてもらったり、この時は親にも先生にも本当に迷惑をかかけました。w
そして高校を辞める時がついにやってきます。
辞めるという本気度を表すために私服で学校に出向き、空き部屋に案内されます。
学年主任と、担任、親、自分で話が始まります。
クラスメイトからは考え直してよ、と言われ、担任の先生には寂しいということから涙まで流させてしまいました。
今でも本当にあったかい人達に囲まれていたなぁと痛感します。
そして実際に高校を退学します。
退学手続に必要なのは親の署名と印鑑だけ。とてもあっけなかったです。紙切れ一枚で退学ができてしまいました。
新しい高校を受験するまで
通っていた高校の時からアルバイトをしていたレストランで働きながら勉強をしなおし、受験の日まで過ごすことになります。
夏に退学したので半年間はその生活が続きました。
やはり、不安、焦りはすごかったです。周りとは違う生き方を選んでしまったこと、もし受験に失敗してしまったら、文字通り中卒フリーターになってしまうこと。1年遅れで入学するので1つ年齢が下の人たちと同級生になること。
周りからの視線、色々なものがありましたが、結局自分の人生なんだから気にせずに好きなようにしようと思って半分気持ちを紛らわしていました。
新しい高校に合格、春が来る
そして受験が終わり、合格発表日。
合格していました。
なんとも言えない安堵感で体が浮いたようでした。
一年前は高校を辞めて新しい高校にはいりなおすなんて絶対にできないし、無理なんだろうなと考えていたのに、本当にそのことを成し遂げてしまいました。
高校辞めてドロップアウトした馬鹿が成し遂げたとか使うなww
と言われるかもしれませんが、この体験は僕の人生において、とても大切な成功体験になっています。
新しい高校では本当に楽しく3年間過ごすことができました。
1つ年下の人たちと同級生として過ごすこと、前の高校の友達が1年はやく卒業していくこと、やはり周りの人たちとは少し違う選択をしたのでそれなりにこたえる部分はありましたが、充実した3年間を送ることができました。
まとめ
高校再入学という選択。世間的にはあまり良いことだとは思われないようなことだとは思います。
やはり、高校を退学するということはかなりのリスクがあることです。
しかし、自分の中では1つも間違った選択ではなく、充実した生活を送り、次につながるための大きな決断だと捉えています。
そして、結局大切なのは自分がどうしたいかだと思います。
もしかしたらこれを読んでくれている人で高校をやめたい、新しい高校に通いたいなど思っている人がいるかもしれません。
そしたら自分がどうしたいのか本心に聞いてみてください。
あまり気持ちを抑え込まず、前向きに考えればうまくいくことも多いです。
結果がどうであれ、自分が納得のいく決断を下すことが大切だと思います。
今回は自身の体験から高校再入学ということについて書きました。
最後までありがとうございました!