消防設備士乙種6類 この資格は消火器の点検、整備が行えるようになる資格です。
今回、消防設備士乙種6類に合格しましたので勉強方法などについて書いていきます!
使用する参考書、問題集
早速使う参考書、問題集を紹介します。
合格基準、足切りがある!
この消防設備士試験には合格基準が設けられており、それが
筆記試験において各科目ごとに出題数の40%以上、全体では出題数の60%以上の成績を修め、かつ実技試験において60%以上の成績を修めた者を合格とします。
とあります。
この足切り制度がなかなかやっかいです。
具体的に筆記試験では機械の基礎知識、消防関係法令、構造機能点検整備方法と3つに分かれていて、このうち機械の基礎知識の問題数が5問しかありません。
これがどういう意味をしているかというと、合格基準である各科目の40%以上を下回ってしまう、つまり最低でも2問は正解しないとその時点でいくら他の科目の点が良かろうが不合格が決まってしまうということです。
ここに注意しましょう!
各科目の勉強法、対策
ここからは各科目の勉強法を紹介していきます。
機械の基礎知識
先ほどの通り、この科目はやっかいです。問題数が少なく1つずつ確実に正解したいです。
それと今まで理系のような勉強をしたことがない人にとってはなかなかの鬼門です。
私自身も全く理系とは無縁でどちらかというと文系タイプだったので苦労しました。
摩擦、応力などの言葉、それを求めるための式などがでてくるので頭が痛いですが、中学から高校程度の基本的なものがほとんどなので最初は難しくとも、時間をかければ必ず理解できるようになります。
そしてこの科目はできれば全問正解を目指しておきたいところなので参考書、問題集ともにどこが出題されても完璧に答えられるようにしておきましょう。
消防関係法令
こちらは覚える量は多いものの、内容が難しいというようなことはありません。
ただ防火対象物、消防設備士などの専門用語が多いのでとっつきがややこしいです。
それでも時間をかけて覚えていくようにすれば確実に点数が出ます。
防火対象物という項目のくだりで各防火対象物が用途ごとに項というもので分類されることを勉強することになると思いますが、その時に用途ごとで分類される項を最初に全て覚えることをおすすめします。(病院だと6項イなど)
これを覚えておくことによって消火器の防火対象物の項ごとの設置基準などがすんなりと頭にはいってくるようになります。
もし他の類の消防設備士を受験することになった時にも、大いに役に立つようになります。
機能点検及び点検整備の方法
これも消防関係法令と同じようにひたすら各消火器の能力や点検方法などを暗記していくだけです。
化学泡消火器などの普段扱う機会がない物が出てきてイメージがしづらいかもしれません。
そこで最初に消火器のイラストと名称を全て覚えてしまいましょう。
イラストと消火器の名称は後の鑑別等試験で出てきますのでそこで覚えてしまいましょう。
そうすることによって各消火器の能力などがイラストと交えて覚えておくことによってイメージしやすくなり定着するのがはやいです。
鑑別等試験
実技試験です。この実技試験は鑑別等試験という形式で行われます。
要するにイラスト問題がでます。
消火器や工具のイラストを見て使い方などを答えていくことになります。
紹介した参考書だけでは問題数が少ないので問題集の方でもしっかりと取り組んでどの問題が出題されても完璧に答えられるようにしておきましょう。
筆記試験の知識があればそれにイラストを加えただけの問題なので筆記試験の問題を一通りこなしてから取り組むべきでしょう。
まとめ
消防設備士乙種6類の資格試験は難易度としてはそこまで高くないという印象です。
要領よく暗記していけば必ず合格できます。
勉強時間は多く見積もって2ヵ月前から、1ヶ月あればゼロからの学習でも毎日こなせば十分間に合います。
実際の試験では試験時間もたっぷりありますので、慌てずに落ち着いて解いていきましょう。
この記事を参考にしてぜひ、合格を手にしてください!