歯車ストーリー

インターネットで文章を書いて生活していくことが夢の爽やかなグレープフルーツのような青年。

ハローワーク その光と闇 [体験談]

f:id:rukia121:20170325132706j:plain こんにちは。ついに高校を卒業して、学生の権利がもうすぐできれそうです

これにて社会の大海原に小舟一隻で放り投げられてしまうことになりました

今回はハローワークに行ってきた体験談を書こうと思います どぞ。

ハローワークというもの

ハローワーク。今まで生きてきたら一度は耳にしたことはある

闇のイメージしかない。無職のおっさんがひしめき合って絶望の表情を浮かべて、パソコンの前で項垂れている姿しかでてこない。ただの偏見か。

というより、就職という響きがだるすぎる。ようはこれで仮にうまくいったとしても社畜デビュー

だるい、だるすぎる。もう一生ニートのままでいたい。ただの本心。 

しかし、さすがになにかしら行動を起こさないと家にいることができなくなってしまう、勘当だ。

想像してほしい。ニート状態で、ゲーム、パソコンしかしない息子が自宅に一匹いる姿を

親の立場になったとしよう、朝起きて仕事へ向かう、仕事を終え、自宅へ到着。

朝と同じ格好をした姿の生き物がただ寝ているだけ

身の毛もよだつ恐ろしさ。

ということで僕はハローワークへ向かう

新卒応援ハローワーク

ハローワークと一言に言っても、色々種類があるらしい。

自分が行ったのは新卒応援ハローワークというブース 名前の通り新卒採用枠での求人を取り扱っている

さっそくこの門をくぐることになる。この時ビビりすぎて大学生の友人についてきてもらった 彼には何の用も無しに同伴してもらった、感謝。

内装はいたって普通だったいかにも雑居ビルの一部屋といった雰囲気。

ただ、ここでひとつ驚いたのはとてもフレッシュな空気で満ち溢れていた

BGMにはとてもアップテンポな曲調、来ている人も新卒応援というだけあって若い人しかいない。

スタッフの方もとても気さくな方ばかりだった   そして簡単な書類の記入を終え、担当の方の席につくことになった 普通はこの時一人で座るはずが、僕が友人も席に座るように促した

意味不明な状況だ。

担当の人が席に来る。

担「こんにちは~ あれ隣の人も一緒?」

友人「付き添いです。」

向こうからすれば意味がわからなかっただろう 付き添いってなんのためや。 だろう

そんなこんなで初回は一通り主にこれからの説明を受けて終わった 

ちなみにこの時、希望の休みを聞かれたりもした

「ん~ 週7で。」 社会のゴミだ。 この場においてまでふざけてしまう。

帰り際

そんなこんなで初めてのハローワークを後にした 思っていたより活発だった 見た感じ大学生の人が一番多かったように思えた

相談にでもきているのだろう

しかしこのままでは終わらなかった。

帰り際に、まさに「闇」を見てしまった

同じ階にもう一つブースがあった 確か就職応援コーナー的な名前だったような気がする 友人とそのブースを見つけ、興味本位でそこを覗いてみた

覗いてみる、薄暗く、無音。 そこにうだつの上がらない表情で視線を床に落としているおっさんが二人。

これだ。まさに自分が想像していたハローワークと見事にマッチした。

友人とはその闇の深さ故にすぐさまその場を立ち去った。 

同じハローワークと言えども、なにかそこには、そこはかとない落差が見え隠れしているように思えた。

おわり

ということで初めてハローワークに行ってきた 何度も言うが、思っていたよりも新鮮な空気が漂っていて安心した。

これからも生粋のハローワーカーとして生きていくつもりだ 頑張って生きるね。